履歴書

• １９８０年

  高岡市福岡町の松原さんちに10代目にしてやっと、待望の初女の子として生まれる。初女の子と言うこともあり小さな時からちやほやされて育つ。一方、幼少期には永遠のライバル長男の遊び道具としてみかん箱に入れられ家中を引きずり回される。遊び道具はもっぱらおもちゃのダンプカー。長男にくっついて一緒に野山を駆け回る。そんな過酷な環境で育ったため強く、たくましく男前に育つ。
  福岡小学校、福岡中学校、石動高校とどの学歴でも留年することなく無事に卒業を果たす。

• １９９８年

  高校時代に憧れていた先輩を追いかけて大阪の関西美容専門学校へ進学。「４畳ワンルームの部屋では狭くて生活できない！」とダダをこねるも不動産屋さんに「何のために大阪にくるんだ」と諭され、泣く泣く初めての４畳一人暮らしがスタート。
  沢山の友達にも恵まれ、楽しい美容学生生活を満喫。来る日も来る日も練習にあけくれながら夜は居酒屋でアルバイト。お客様の背中にステーキのタレを滝のように流しかけてしまい、世の中の厳しさを知る。

• ２０００年

  国家試験に無事合格し、新境地の石川県野々市市にて美容師人生をスタートさせる。１日の３分の２以上を職場で過ごし、技術を身に付けるために夜中まで猛練習の日々。家には寝るためだけに帰るため、アパートのテレビをこっそり母親が入れ替えていったことにも全く気づかず、ベランダの窓の鍵が半年間開いたままだったことも知らずに美容師人生をただただ必死で邁進。

• ２００５年

  鬼のような先輩と、閻魔さまの様なオーナー夫妻の手厚いご指導のおかげで晴れてスタイリストデビューを果たす。スタイリストになるとお客様最優先で時間が過ぎていき、一日の間で手が空くことがほぼなかったため、タイマーをかけてトイレで爆睡、洗濯機を回していると見せかけて一口サイズのおにぎりをほおばるなど、新しい働き方を習得。至福の「おにぎりタイム」に突然呼ばれて、一口おにぎりをまるまる飲み込むこともしばしば。

• ２０１１年

  11年間働いた愛着のあるお店を退社し、パソコン技術、簿記、秘書、販売士の勉強をするため職業訓練学校に通う。

• ２０１２年

  いろんな意味で放浪していた時、夜の街角で高校時代の悪友と遭遇し生意気にも富山県内の美容学校にて学生たちに「美容技術」や「美容師って何ぞや？！」を説くお仕事を頂く。若者たちに交じり、若いエネルギーを思う存分吸い取りながら毎日楽しく教壇にたつ。時に優しく、いつも厳しく、間違ったことは大嫌いの「鬼の松原先生」誕生。

• ２０１９年

  後ろ髪をひかれながらも、本当の夢をかなえるため７年間勤めた美容学校生活に別れを告げる。

• ２０２０年

  念願叶って、地元福岡町に「美容室　わっか」をオープンさせる。美容師を志した時から変わらない夢、「人生を共にできる美容師になりたい」そう願ってこれからも一歩ずつ美容師人生を歩んでいく。